年間約40週も世界各地を転々としているテニスプレイヤー。
オフシーズンにゆっくりと体と心を癒してくれる為の家には多くのお金をかける選手が多い。
その中でも、現在世界で最も稼いでいるテニス選手「ロジャー・フェデラー」
その年収は実に約98億円(2019年)にものぼり、2020年には100億円に達するともいわれる。
彼は出身国であるスイスはもちろん、ドバイなどにも家を持つ。
スイス・ヴァルベラの家
ロジャー・フェデラー選手が2008年に購入し、2015年まで住んでいた家だ。
フェデラー邸はヴァルベラのレンツァーハイデスキー場のあるエリアにあり周囲をロットホルン(2865m)、シュタッツァホルン(2575m)など2500mを超える山々に囲まれた大自然の中にある。
ここはフェデラー選手が隠れ家として使っていた家で、伝統的なスイスのシャレー様式をモダナイズした建築となっている。建物横にはテニスコートも備えられている。


スイス・グラウビュンデンの家
グラウビュンデン州はスイス最大の州であり、周りを山や湖に囲まれた自然豊かな州だ。
州都のクールには旧市街地などもあり史跡や文化遺産も多い。
この地域ではドイツ語、イタリア語とこの地方でしか使われていないロマンシュ語の三つの公用語がある珍しい州でもある。
その中でも特に落ち着いた地域にあり、8000㎡の敷地の中に約20億円をかけ建てられた。
この建物はフェデラー夫妻と双子のためのヴィラとフェデラー選手の両親のためのヴィラの二棟にわかれており日本での二世帯住宅のような構造になっている。
敷地の周りにはプライバシーを確保するために樹木が植えられ、敷地内にはテニスコートはもちろんプライベートプール、プライベートジムも確保されている。



ドバイの家
ドバイでは「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権(ATP500)」が毎年2月に開催されておりフェデラー選手はドバイでも人気の高い選手だ。
またフェデラー選手の偉大な記録の一つ、100タイトル目を獲得したフェデラー選手自身にとっても思い入れのある大会でもある。
しかしドバイといえば砂漠気候で冬でも最高気温は25℃前後とあまりにもフェデラー選手出身のスイスと違うため、その気候に順応するためにこの地にも拠点を構えている。
大きなテラスの先にテニスコートがあり開放的な造りとなっているが、砂漠気候のため窓の大きさは比較的控えめな大きさとなっている。

スイス・ヴォルララウの家
チューリッヒの南に位置するヴォルララウにペントハウスを所有している。この地はスイス最大の都市であるチューリッヒまで車で20分という立地ながら、目の前はチューリッヒ湖、後ろにはグラウビュンデン山があり非常に恵まれた環境にある。
このあたりはタックスヘイブンと呼ばれその税制のメリットから多くのミリオネアを惹きつけ、スイスでも有数の高級住宅地となっている。
特にフェデラー選手の所有するペントハウスはチューリッヒ湖まで徒歩五分という立地にあり目の前にチューリッヒ湖が広がる眺望となっている。眺望をさえぎる壁や柱を極力減らし、リビング・ダイニングはもちろんバスルームからでもその眺望を望める造りになっている。


