プロツアーのシステム

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グランドスラムを頂点とし様々なカテゴリーに分かれた各大会を、世界各国転戦します。

テニスのプロツアーは男子がATP,女子がWTAという組織がそれぞれ管理、運営しています。

■グランドスラム

グランドスラムは「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」の四大会のことをさします。

全豪オープン

毎年1月にオーストラリア・メルボルンにて開催される、シーズン最初のグランドスラム。

コートサーフェス:ハードコート

全仏オープン

毎年5月末頃からパリ郊外ブローニュの森近くのローランギャロスで開催されます。

コートサーフェス:クレーコート

ウィンブルドン

毎年7月にロンドン郊外のウィンブルドンで開催されます。120年以上の伝統を持つ由緒ある大会です。

コートサーフェス:グラスコート

全米オープン

毎年8月にニューヨーク郊外フラッシングメドウズで開催されます。

コートサーフェス:ハードコート

■ATPワールドツアー

ATPの組織下にあるテニスツアーの名称です。年に4回行われるグランドスラムを頂点に、グレード別に分けられた大会が毎週世界各地で開催されています。選手は試合に出場しポイントを稼ぐことにより、よりグレードの高い大会への出場権を得ることができます。
なお、ATPワールドツアーに本戦から出場できるポイントを有していない選手たちは、下のグレードであるチャレンジャー・シリーズやフューチャーズ・シリーズに出場する事でポイントを稼ぐ必要があります。

・ATPワールドツアー・マスターズ1000

優勝者は1000ポイント獲得することができ、年間9大会開催されます。

・ATPワールドツアー500

優勝者は500ポイント獲得することができ、年間13大会開催されます。

・ATPワールドツアー250

優勝者は250ポイント獲得することができ、年間39大会開催されます。

・ATPワールドツアーチャンピオンシップ

1シーズンで獲得した上位18大会のポイントの合計で競われます。すべての選手が毎シーズン0ポイントからスタートします。

毎年年末に「ワールドツアー・ファイナルズ」への出場資格を得られる上位8選手と、年間1位が選出されます。

・ATPランキング

過去52週間に出場した上位18大会のポイントの合計で順位が決められます。

■WTAワールドツアー

WTAの組織下にあるテニスツアーの名称です。男子ツアーと同じく、年に4回行われるグランドスラムを頂点に、グレード別に分けられた大会が毎週世界各地で開催されている。選手は試合に出場しポイントを稼ぐことにより、よりグレードの高い大会への出場権を得る。
なおWTAツアーに本戦から出場できるポイントを有していない選手たちは、下のグレードであるITF女子サーキットに出場する事でポイントを稼ぐ必要があります。

・プレミア・マンダトリー

賞金総額600万ドルで、年間4大会開催されます。

・プレミア・ファイブ

賞金総額は各大会250万ドルを超え、年間5大会開催されます。

・プレミア

賞金総額は73.1万ドル~100万ドルで、年間12大会開催されます。

・インターナショナル

賞金総額は25万ドル・50万ドルで、年間34大会開催されます。

・WTAツアーチャンピオンシップ

2つのツアー最終戦が開催されます。

「WTAファイナルズ・シンガポール」・・・年間ランキングの上位8選手のみに出場権が与えられます。

「WTAエリート・トロフィー」・・・ランキング9位~20位のうち11名とワイルドカード1名の合計12名で争われます。

・WTAランキング

​過去52週に出場した上位16大会のポイント合計で順位が決められます。