フェデラー が ユニクロ を選んだ本当の理由を告白!

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2018年3月を最後にロジャー・フェデラー選手の額からトレードマークであったナイキのロゴマーク”Swoosh(スウッシュ)”が消えた。

同年7月2日彼の胸には日本人にはよく見慣れた赤色の四角いロゴ、あのユニクロのロゴマークがあった。

1998年から約20年間にも及ぶナイキ(NIKE)とのスポンサーシップ契約を終了させユニクロ

(UNIQLO)を新たなパートナーに選んだ為だ。

この契約の速報が出た際には、ユニクロがナイキからスポンサーシップ契約を変更させる為に破格の金額提示をしたのではないか等の憶測が飛び交いました。

実際にナイキとの20年間の契約期間中に得た報酬は推定163億円、ユニクロとの今後10年間での報酬は推定333億円と言われる。

【NIKE(ナイキ)】

ナイキとはスポーツ用品ブランドでアメリカのオレゴン州に本社を置きます。

1964年に当時スタンフォード大学の学生であったフィリップナイトとオレゴン大学の陸上コーチであったビル・バウワーマンが創立したブルーリボンスポーツ社(以下BRS)を前身とした企業です。

このBRSは日本のオニツカ・タイガーのアメリカ代理店として靴の販売をメインに活動し、主に陸上選手へ靴の提供を行っていました。

共同創設者のバウワーマンにおいては常日頃から選手へ最適な靴を提供するべく研究と実験を繰り返し、そのフィードバックをオニツカタイガーへ伝えることで理想の靴を追い求めた人でもありました。

しかしオニツカタイガーとの関係が次第に悪化していくなかで、ついに自社製品の開発に着手し、次々にヒット商品を生み出していきます。

その当時は「アディダス」「プーマ」がスポーツシューズ界を席巻しており、ナイキは後発ブランドとしてこの二社を追いかける立場でしたが、次第にプロスポーツ選手が着用することとなり知名度・実力ともにこの二社に並び世界でも有数のスポーツブランドへ成長しています。

【NIKE(ナイキ)】のロゴの由来

ナイキのロゴはギリシャ神話に登場する勝利の女神「サモトラケの ニケ(NIKE)」を由来としています。

ロゴマークはニケ(NIKE)の銅像の翼を由来としており、”Swoosh(スウッシュ)”と呼ばれています。「スウッシュ」の意味はビューンと音をさせるという意味です。

デザインを担当したのは当時ポーランド州立大学でグラフィックデザインを学んでいた

キャロライン・デビッドソンがフィリップ・ナイトに声をかけ生まれています。

【ユニクロ(UNIQLO)】

山口県宇部市に柳井正会長兼社長の父柳井正が個人営業の紳士服専門店「メンズショップ小郡商事(メンズショップOS)」として開店した店を前身とるする、カジュアル衣料品の生産販売会社。

当初はナショナルブランド衣料品の小売業を行っていたが、GAPをモデルとした製造型小売業へ事業転換しいまでは世界各国に店舗を持つ。

ナイキとは違いスポーツブランドではない。

【ユニクロ(UNIQLO)】のロゴ

現在のユニクロのロゴも快進撃が始まったころに刷新されています。

このロゴのデザインを担当したのが日本を代表するアートディレクターの「佐藤可士和」

佐藤可士和氏はロゴデザインだけではなく、WEBコンテンツ・CM等ユニクロのブランドイメージに関わる事すべてを刷新しています。

初代ロゴを改変する形で生まれたのが、新ロゴです。 原点をもう一度見つめなおして、ユニクロを再建していくという意味が込められています。

スイス紙にフェデラーが語った真実!

契約についてスイス紙で様々な憶測に終止符を打ち、ユニクロとの契約に至った心境を語っています。

ユニクロの価値観が好きだ「ユニクロ・ファミリーのトップからアンバサダーまで、この価値を代弁している。スポーツどう打ち込み、他者とどう向き合っていくか」そうでなかったとしたら「パフォーマンスだけが物差しになってしまう」とし、「彼らが僕を父、家庭人、夫、そして選手として、その人となりに興味を持ってくれたことに心を動かされた」

ファーストリテイリングの柳井正 会長兼社長も次のような声明を発表している。

「ユニクロとフェデラー選手との新しいパートナーシップは、テニスコート上のみに限らない。私たちは世界を良い場所に変えるというゴールを共有し、多くの人々をより豊かな世界に導いていく。ユニクロはフェデラー選手のテニス界における前進を支援するとともに、新たなテクノロジーやデザインを通じたイノベーションを推進していく」

ユニクロとの契約では、契約中に引退をしても契約内容は保証されているとし、現役期間中だけではなく引退後もフェデラーの持つ影響力をいかんなく発揮できるようなサポート体制を提供してくれる点も契約に至った要因のようだ。