ロジャー・フェデラー選手の使用しているラケットは
【Wilson PRO STAFF RF97 Autograph】です。
フェデラー選手はラケットにも相当なこだわりを持ってメーカーとともにコンセプト・デザイン・パフォーマンス、肌触りに至るまでこだわり作り上げています。
ロジャー・フェデラー選手が開発チームの一員として、コンセプト、デザイン、パフォーマンスの開発段階から参加して生まれたラケット、PRO STAFF RF97 AUTOGRAPH BLACK in BLACK。発売は2016年の7月。その直後にフェデラー選手の突如の早期シーズン終了宣言を受ける。そのため実際にフェデラー選手が手にして試合に出場したのは2017年の1月。そこから2017年Australian Open、2017年 WIMBLEDON、2018年Australian Openの3つのグランドスラムタイトルを獲得し、世界No.1に返り咲きを叶えた、自他共に認める最高のパートナー。
Wilson公式HP
フェデラー選手は長年ウィルソンのプロスタッフを愛用しており「プロスタッフ85→90→97」と愛用してきました。しかし当然のことながら市販品とはラケットスペックを変えフェデラー選手に最もフィットするラケットスペックにしています。
フェデラー選手の実際のラケットスペックはこちらです。
重さ:366g
スウィングウェイト:340
フェイスサイズ:97平方インチ
ストリングパターン:16(縦)×19(横)
※フェデラー選手のストリング詳細はこちら。
適正テンション:50-60P
レングス:27インチ
フェイス厚:21.5mm
グリップ:天然レザー
グリップサイズ:G2
フェデラー選手の使用の市販品ラケットスペックはこちらです。
重さ:平均340g
スウィングウェイト:335
フェイスサイズ:97平方インチ
ストリングパターン:16(縦)×19(横)
適正テンション:50-60P
レングス:27インチ
フェイス厚:21.5mm
グリップ:天然レザー
グリップサイズ:G2/G3/G4
素材:バサルト・ファイバー、カロファイト・ブラック、ブレイディッド・グラファイト、ケブラー
フレーム塗装:ベルベットペイント
ラケット特徴【フェデラー選手のこだわり】
1.新素材BLX
BLXとはバサルト・ファイバー + カロファイト・ブラックの略称です。
バサルトファイバーとは火山岩の一種である玄武岩 100%の自然素材からできています。耐候性が高く、劣化が非常に少ないのが特徴です。軽量で不燃、さらに張力・伸縮性に富み、振動・耐熱・耐紫外線の他に耐水・耐酸・耐アルカリ性にも優れています。
カロファイト・ブラックとはウイルソン独自のナノ・テクノロジー・カーボンです。
この技術を組み合わせることで、高いコントロール性能、心地よいフィーリングを高い次元で実現しています。
2.ベルベットペイント(VELVET PAINT)
これはフェデラー選手が強くこだわった部分で、一見するとマットざらついた塗装にみえるが手に触れると柔らかくしっとりとした独特の肌触りがします。
3.PWS
ペリメーター・ウェイティング・システム(周辺加重機構)。フェイスの3時と9時の部分に配されたウェイト・システムで、慣性モーメントを高めることで打球時の面ブレを抑え、より正確なコントロールを実現する。プロ・スタッフ・ミッドの時代から受け継がれてきたウィルソン社伝統のシステムで、現在ではその他のシリーズにも採用される基本機能のひとつ。
4.レーザーでプリントされたロゴ
左手で触れる部分のロゴは今まではペイントで平面的に施されていましたが、左手の感触を非常に重要視するフェデラー選手の要望に応え、レーザーで内側に彫り込む仕様へと変更しています。
5.50/50GEOMETRY
30歳を超えたフェデラーが、2014年にラケットを変更した際に出した、「フィーリングはそのままに、スウィートエリアを拡大してパワーを上げてほしい」というリクエストに応えて生み出された新型のフレーム形状。自然なしなり感に優れるボックスタイプとパワフルなラウンドタイプの両者の特徴を両立させ、強いボールを実現できる「新世紀のプロ・スタッフ」を完成させた。
これまで様々なカラー展開が発表されており、そのどれもがフェデラー選手の要望にしっかりと答えられており、各種大会で存在感を示し続けています。