「セリーナ・ウィリアムズ」といえばパワーテニスの流れをつくりWTAツアーで実にシングルス72勝・ダブルス23勝を挙げ男女を通じてシングルス・ダブルス共に「キャリア・ゴールデンスラム」を達成している唯一の選手で、女子テニス界のレジェンドだ。
セリーナ選手は2018年に自身の名を冠したファッションブランド「Serena」を立ち上げています。
試合中のウェアでも個性的なウェアを多く着用する彼女ですが、ファッション業界に携わるのは彼女の長年の夢でもありました。
彼女自身も語っていますが、幼少期にはセリーナ選手の母親がセリーナ選手を含め姉妹の洋服を手造りしていたため自然とセリーナ選手も縫製方法を覚えるようになり、人形の洋服を古いソックスなどを用いて作っていました。
そのような幼少期の原体験もあり、ツアーを転戦しながら2000年~2003年にはフロリダにある「アート・インスティチュート・オブ・フォート・ローダーデール」でファッションを学んでいました。
この頃の彼女は自身の体型に自信が持てず「サイズ4」が着られるようになりたいと彼女の中で葛藤と戦う時期でもありました。しかし、これが立ち上げたブランドのコンセプトにも繋がっていきます。
この頃を振り返り彼女は後のこう語っています。
私はサイズ4には絶対ならないし、なりたいとも思わない。これが私で、この腕が私の武器。でもあのような発言自体は素敵だとも思う。だから今、理解が出来る。それに娘(オリンピア)にも私が体型で葛藤していたと伝えることが出来るし、今の外見に満足していることを伝えられる。
-セリーナ・ウィリアムズ
「Serena」でのこだわり
このブランドについてインスタグラムでセリーナ選手はこう語っています。
私たちは様々な体型・性格・バックグラウンドをもっていますが、誰もが好きな洋服を着ていると自信に満ち溢れ、大胆に行動できるようになると感じる
-セリーナ・ウィリアムズ
このメッセージのとおり様々な体型の人々に合うようにデザインされており、最高の素材を使い着心地のよさを追求し、且つ実用的な洋服を製作しているといいます。
昨年にはあらゆる体型に対応するワンピース「ツイスト・フロント・ドレス」を自身のブランドから発表し、インスタグラムでは異なる体型の女性6人で同じ赤いドレスを着用して登場し注目を集めました。
※セリーナ・ウィリアムズインスタグラムはこちら。
顧客にはイギリスのメーガン妃も名を連ねており、公務でオーストラリアを訪問した際にも着用していました。
このブランドは日本からもオンラインで購入可能となっているようですので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。