テニスの源流は古代エジプトにまで遡ることができ、当時は宗教的な行為として数人が集まり玉を打ち合う行為を行っていたといわれています。
現代のテニスの原型は11世紀頃にフランスの修道院で誕生しました。「ジュ・ド・ポーム」と呼ばれ手のひらやグローブをはめた手等でボールを打ち合っていたといわれています。初めは聖職者の間で広まり始め、その後貴族階級へと広まっていきました。
1873年に現在のテニスの元となる競技が考案されました。考案者はウォルター・クロプトン・ウィングフィールド少佐という人物で家へ招いた客との娯楽のために考案されてといわれています。当時は「ローンテニス」と呼ばれ用具・コート・ルールが統一されていたこともあり、短期間の間に急速に広まっていきました。そして1877年にはアマチュアのオープン大会として「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」によって「ウィンブルドン大会」が創設され、この時にコートの広さ・得点方法など様々なルールが決められました。